台湾での濃い5ヶ月間で得た収穫は本当に多かったです。まず、台湾の大学に来てから色々なことを乗り越えて、素敵な人たちと交流していくうちに、選んだ進路に自信が持てるようになったと感じています。そして毎日が楽しいです。また、工業デザイン学科で本格的にプロダクトデザインの勉強を始めてから、モノ作りにどれくらいの精密さが求められるのかを学びました。
大学生活のビフォーアフター!
台湾科技大学に対する入学前の印象は、工業専門高校を卒業した学生や外国人学生、端子の比率が高いということでした。(先輩やネットの情報)しかし、入学してからデザイン学科の1年生だけを見ると、クラスメートの9割が工業専門高校からというのを除いては予想と違いました。最初は既にデザインの基礎を学んできていて、尚且つ中国語も完璧なクラスメートの中でやっていけるのかと不安でしたが、回りのレベルが高い方が焦るので、成長するにはこの上なく恵まれた環境だと思っています。
入学してから、中国語の勉強をする時間がないってこういうことなのだな、と実感しました、1週間に提出する宿題はとても多いと感じます。模型制作、AutoCADで三面図か三面図から3Dの製図、PhotoshopやIllustratorを用いてデザイン原則に基づいた平面デザインの作品制作、チャコペンや炭、筆など毎回違う画材を用いたスケッチの授業があり、テスト期間にはこれに加えて撮影や画像修正の作品、グループでデザイナーを比較考察するレポート、それから簡単に作れて実用的な道具の製作がありました。制作の時は何を目的とするのか、それを一番わかりやすく効率良く形にできる手段はこれであっているのか、を繰り返し考えました。
日本人の少ない大学のメリットは自分の中国語レベルに悔しがれることです。なぜなら、回りの人は中国語が母国語なので、いつも自分の中国語はまだまだだと感じられるからです。むしろ差を感じない方が無理なくらいでした。でも優しいみんなは冷たく突き放すのではなく応援してくれるので、私も早く上達しなくてはと必死で勉強する気になります。また、友達ができると感謝の気持ちを伝えたいとか、友達が何を言っているのか知りたいが為に知らない単語への好奇心が増したと感じます。最初は主にInstagramやFacebook を通して中国語を勉強しています。
1年前にしておくべきだったこと
国名を中国語で覚えることと、中国語の正しい文章を書くこと。国名は特にヨーロッパ、なぜかというとデザインの歴史の勉強の時に何回も出てくるからです。そしてレポートを書くにあたって自然で読みやすく、かつ言いたいことを伝えられる文章を早く書くためには、中国語の文章に沢山触れておけば良かったのかもしれないと思います。専攻の勉強に関しては、デザインソフトを触っておけば良かったと思います。例えば、撮った写真をPhotoshopを使って加工するなど。
台湾の大学にに進学を決めている台湾留学JPのみんなは慣れ親しんだ故郷を離れるというストイックさと、台湾に行きたいという強い意志とそれを裏付ける明確な理由を持っていることと思います。だからこそ、大学に入学した時に予想と違う事が起きたり、プレッシャーに押しつぶされそうなったら、誰かに話したり台湾留学JPのスタッフの方々に相談してみたりしましょう。先輩達も同じ道を通ってきた身として応援しています。加油!!!
2018/02/16
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