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執筆者の写真staff M

国立台湾大学 外國語文学科

どうして今の大学(学部、学科)を選んだのでしょうか。

 語学力をつけたかったのと、語学習得や文学作品を通して世界の文化や歴史を学びたかったからです。


大学でどんなことを学んでいるか教えてください。

 英語のスピーキング、ライティングの授業、文学の授業を通して英語力そのものだけでなく、プレゼンやエッセイで自分で選ぶトピックを通して、自分が何に興味を持ってるかを知り、どのように自分の考えをわかりやすく形にするのかを学んでいます。


面白かった授業、驚いた授業、入学前の想像と異なった授業など、大学の授業について教えてください。

 選修の跨文化溝通與管理という授業が今までで一番面白かったです。英語開講のため、ほとんどが留学生で、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカ、ほぼ全ての地域の国の学生と一緒に異文化コミュニケーションについて学びました。ビジネス、パートナー間、喧嘩、食事など、様々な場面でのコミュニケーション文化の違いを、ディスカッションをしながら学ぶのでとても実践的な内容でした。他の国の留学生の経験を聞きながら日本人として自分のコミュニケーション方法を見直すことができました。


大学(学部、学科)の自慢はなんですか?

 学科の人数が多く、一つの科目に複数のクラスがあるため、自分に合った教授や言語、授業時間を選べることです。ほとんどの文学系の授業は英語と中国語どちらも開講しており、フランス語の授業もフランス人か台湾人の教授を選べます。また、他のとりたい授業とかぶっていても、他の時間に同じ科目で開講されているので時間割を組む自由度が高いです。

 また、スピーキングとライティングの授業は10から15人の少人数クラスなので教授との距離が近く質問もたくさんできたり、クラスメイトとも仲良くなれます。


台湾の大学での学習はどうですか。入学前に想像していた通りでしたか。それともそれ以上に大変でしたか。

 入学前の想像と大きく違った部分は、文学系の授業の比重が大きいことです。

私は語学を主に学びたいと思っていましたが、語学系の授業と同じくらい文学系の授業が必修で課されており、しかも予習で毎週100ページほど読んだり試験のエッセイの準備をしたりと、授業以外の時間のほとんどを文学系の授業に割いています。また、古代の文学から学ぶため、一年の時は昔の英語を読むのにとても苦労しました。


大学の授業は中国語ですか?英語ですか?台湾進学をして自分の語学力は伸びましたか。

 授業は9割が英語ですが、日常生活、友達とのやりとり、サークル、インターンやバイトなどは全て中国語のため、日常会話やリスニングの中国語力は成長したように感じます。しかし、学問的な中国語は大学一年の大學國文とフランス語の授業のみなので、ライティングやフォーマルな中国語力はこれから自分で勉強する必要があると思っています。

英語力に関しては、中国語とは逆で学問的なスキルが伸びました。

 全体的に言うと、どの方面でどれくらいどの言語を使ったかによって流暢さが変わってくるので学科やその人の生活スタイル次第で語学力は変わると思います。

(日常生活で使う単語やフレーズは限られているという面で、インターンやバイト、サークルの幹部など、様々な活動に積極的に参加しないと、台湾で生活しているだけでは必ずしも中国語が伸びるという訳ではないと思います。)


今後どのようなことを学んで行きたいですか。

 フランス語の必修は二年までですが、三年、四年と続けて授業をとり、B2レベルまではスキルをつけたいです。進路はまだ決まっていませんが、語学力を武器に仕事をできるように残りの二年間で授業以外でも自分で勉強したり、様々な場面でのコミュニケーション力を高めたりしていきたいです。


台湾の大学に入って良かったこと、辛かったことを教えてください。

 良かったことは、日本語を学んでいたり来日経験があったりする人が多く、初対面でも会話の切り口が多く仲良くなりやすいことです。また、東南アジアからの華僑の学生が多いため様々な国の人と友達になれ、彼らから政治のことや宗教など比較的センシティブなことも教われることです。


台湾に進学して自分の進路に対して考えは変わりましたか。将来の夢への変化があれば教えてください。

 大学進学前は漠然と海外で仕事をしたいと思っていましたが、台湾で生活していて日本の良さに気づき、日本で日本の良さを守って海外に発信していく仕事をしたいと思うようになりました。


台湾進学にあたり必要だと思ったことを教えてください。

 台湾に来る前に、中国語学習はできる限りやっておくべきだと思います。私の学科の場合ですが、台湾に来てからは中国語を伸ばすための勉強というよりも大学の勉強にほとんどの時間が使われてしまうためです。また、入学時にある程度中国語ができた方が友達作りやサークル、他の活動に対して前向きになれ、交友関係を充実させることができて孤独で

悩むことが少なくなると思います。



台湾大学で所属しているタップダンスサークルでの写真です。



2024-07-11

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