○どうして今の学部、学科に進学したのですか?
私は高校3年間、子どもへの食育、食事環境について研究をしてきました。以前から食に対する興味が人一倍あり、大学ではより専門的に食に関わっていきたい、例えば食品の栄養素が身体に与える影響、化学の力で食品の美味しさを向上させる研究をしたい、そう思い台湾で唯一「食物・栄養学」「食品科学」の両方を学べる環境に惹かれて進学を決めました。
○大学で何を学んでいますか?
1年次では、これから専門的に学んでいく学問に向けての基礎固めが中心でした。
例えば、食物学、有機化学、分析化学、微生物学、人体生理学などです。学科の特色で実験授業もあります。有機化学実験、微生物学実験、糖負荷試験で血糖値を観察し考察する人体生理実験などです。
将来的には、「食物・栄養学」か「食品科学」のどちらを主に学びたいかで選択する授業が変わってきます。
○面白かった授業があれば教えて下さい。
人体生理学と微生物学が特に面白かったです!
人体生理学では人体の構造(粘膜、筋組織など)・機能(ホルモン分泌、吸収など)や腎臓と寿命の関わりなどの人体の不思議さ、凄さを学び、実験により実感できた面白い授業でした!
微生物学の授業では発酵に関わる微生物、食中毒を引き起こす微生物、強酸性・強塩基性を好む微生物の存在があるなど、目に見えない微生物の存在を学んで理解していくのが面白かったです!実験授業では、様々な食品やミルクティーなどの飲料を稀釈、培養、測定したり、目に見えない微生物の世界を身近に感じ食品衛生に対する意識が変わった面白い授業でした!
○大学、学部の自慢はなんですか?
【大学の自慢】
・キャンパスが広くないので移動が楽ちんです!女子の宿舎はキャンパス内にあるので朝8時から始まる授業にも遅れることなく参加できます。
・国際事務所が定期的にイベントを開催、サークル活動も月に1回のペースで活動をしたり、イベントが充実しています。
【学部の自慢】
・厳しいですがそのおかげで大きく成長できます!厳しい環境であるため友人やクラスメイトとのテストの際の団結力はすごいです。
・女性の教授が多いです。生徒も8割が女の子です。
○大学での授業はどうですか?
難しいです。たった1回の授業で授業内容を理解できることはまず無いので、予習復習を真面目にしないとついていけずに単位を落としかねません。
授業中寝ている人はほぼいません、それくらい何をやったか把握しておかないと復習するにもできないからだと思います。
○大学の授業は中国語ですか?英語ですか?
教授が話す言語は中国語です。
教科書は中国語と英語の2ヶ国語を使用しています、大体は英語です。
○今後どのようなことを学んで行きたいですか?
主に食を科学的な観点から学ぶ食品科学の領域を学んでいきたいと思っています。
○大学に入って良かったことや辛かったこと?
【良かったこと】
・興味をそそる授業が沢山!
・教授も自身の研究分野を本気で楽しんでいるため、教える時に楽しそうなこと
・自主学習能力を身につけられる
・精神面を鍛えることができる
・色んな背景を持つ人たちに出会える
・頑張れる環境
【辛かったこと】
・週に最低3回は小テスト
・1回4時間の長時間授業
・コマ数に見合わない単位数
・週に4日は朝8時からの授業
・大学生になっても土曜日授業
・理系科目が苦手なため理解に時間がかかること
○台湾進学して自分の進路に対して考えは変わりましたか?
進学前は食物・栄養学の領域を主に学んでいこうと思っていたのですが、進学後に授業を受けていく中で食品科学の領域に面白さを感じ苦手な科目でも頑張って学んでいこうと思いました。
2022-08-04
Comments